ふるいっ!
「古いっ!」
みなさんこんばんは。バイクです!
今日、ことし高校卒業した同僚に言われてしまいました。
何が古いか?
じゃーん、それは将棋でした。
「弱いっ!」、ではなく、「古いっ!」と言われてしまったのでした。
二十年ぶりに将棋を指したのですが、これだけブランクがあると、はやりの戦法も変わってしまっているのですね。
で、高校生君の講釈。
「もう角道をとめる四間飛車は激減しています。それと、矢倉も、中心的な戦法ではないです。」
今、藤井君(藤井二冠と呼ばなきゃいけませんね)で脚光を浴びている将棋界ですが、プロ棋士の命を削るような研究の積み重ねで、将棋の指し方は日進月歩なのです。
どれくらい研究がきびしいかというと、あの、羽生さん(これも羽生永世七冠と呼ばねば)、は、なんと運転免許を持っていません。
理由は、タイトル戦などが目白押しで、教習所に通う時間がつくれなかったことと、ほぼ、24時間将棋のことを考えなければならないせいだったと言われています。
将棋棋士の生活は、大学病院の勤務医なみなんですよ。
Dr.も、大学病院から帰ってから、深夜二時三時まで勉強、そして朝八時半には外来にでているという医師がほとんどですね。
そうでないと、世界水準の研究から遅れてしまうのです。
で、勉強しなきゃ、と思って、厳粛に、襟を正して、くだんの高校生君と指しました。
すると今度は、
「バイクさん弱いですね!」と言われてしまいました(笑)。